確定申告 超初心者 其の5

コチラの画像をクリックして頂くとYouTube動画で確認できます。

確定申告 超初心者 其の5では、其の4で紹介しました個人事業者の方が法人成り(株式会社の設立)したときのメリットをもう少し詳しくご紹介していきます。

法人成りしたときのメリットが大きいもの、代表的なものをいくつか挙げてみます。

其の4で法人の場合は、法人(会社)と自分は別人格のため、自分への給料として経費にすることができるとご説明しました。その他にも個人の場合は、利益全てが事業主個人のものとなります。それをご家族に渡す場合、相続税が発生する場合があります。しかし、法人成りすると、事業主以外の家族(配偶者や子供、ご両親)を雇用することで渡すものを全て給与として、支払うことができます。また、個人の給与は高額になると所得税(表1)が高くなりますがご家族それぞれの所得として、税金をかけることでトータルで節税することができます。ただし、雇用している風を装うと犯罪になりますので十分ご注意ください。そのうえ、法人成りをすると、事業主に対する退職金も原則として法人費用となります。これによってもまた、節税することができます。



表1

給与等の収入金額 (給与所得の源泉徴収票の支払金額) 給与所得の金額
180万円以下 収入金額 – 収入金額 × 40% ただし、収入金額 x 40%が65万円に満たない場合には 収入金額 – 65万円
180万円超~360万円以下 収入金額 – 収入金額 × 30% + 18万円
360万円超~660万円以下 収入金額 – 収入金額 × 20% + 54万円
660万円超~1,000万円以下 収入金額 – 収入金額 × 10% + 120万円
1,000万円超~1,5000万円以下 収入金額 – 収入金額 × 5% + 170万円
1,500万円超~ 収入金額 – 245万円


その次に、生命保険もメリットがあります。個人で生命保険料を支払っても、年間最大の控除額は12万円までですが法人成りすると、事業主を被保険者とする生命保険に加入することで、年間最大控除額の制限がなくなります。そのうえ、その保険料が法人の費用になります。法人で生命保険に加入する場合は事業主以外の従業員も加入することが可能です。

さらにもっと話を大きくすると、住居もメリットがあります。個人の場合には、自宅の家賃やローンを必要経費とすることは出来ません。しかし、法人成りすると、法人(会社)名義で事業主の借りたり、購入することができます。購入の場合は、事業主は社宅家賃を一部負担する必要はありますが、ご自身で借りたり購入するより、はるかに安価な金額で済ませることができます。

最後に利益は個人事業主は超過累進課税ですが、法人税は原則として一定(抽象法人の場合は軽減税率あり)の『比例税率』となります。



確定申告 超初心者 其の6では、逆に法人成りしたときに起こるデメリットをまとめて説明していきます。

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